DHAやEPAが生理痛の緩和を助ける
□ つらい生理痛の原因はプロスタグランジンにあった
女性特有の問題のひとつとして挙げられる生理痛。男性にとっては全く理解できない症状なので社会ではあまり重要視されていない傾向にありますが、人によっては日常生活に支障をきたしてしまったり、場合によっては失神する人も出てくるほどつらいものです。しかし、中には同じ女性なのに全く生理痛が起こらない、あってもごく軽度にしかならない人もいます。 そもそも生理痛を引き起こす原因はプロスタグランジンというホルモンによるものです。これは子宮を収縮させる働きを持っており、これによって子宮内膜を剥がし、生理による血液を子宮から押し出します。
もともと子宮は臓器の中でも血液の流れがあまりよくなく、強い力で押し出す必要があります。その結果生理痛という形で痛みが出てきます。もしも体質的に冷え性だったり、乱れた生活習慣や食生活を続けてしまうとさらに血液の流れが悪くなって、その結果より多くのプロスタグランジンが分泌されるようになり、さらに強く生理痛が出てくるというメカニズムです。実際にいくつかの研究では生理痛の重い人ほどプロスタグランジンの分泌量が多いことが分かっています。健康成分として注目を集めるDHAやEPAには生理痛の原因プロスタグランジンの分泌量を抑制する働きがあります。その結果生理痛が和らぐというわけです。